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貯蓄成功の秘訣(ひけつ)は目標設定にあり!

貯蓄成功の秘訣(ひけつ)は目標設定にあり!

更新日:2020/10/22

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結婚したら、この先マイホームを購入したり、子どもの教育費を準備するなど、将来に起こるイベントのための貯蓄を始めましょう。貯蓄を成功させるためには、目標をしっかり持つことが大切。必要なお金をしっかり貯めるための、目標設定のコツをチェックしてみましょう。

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    まずはふたりで「将来のライフプラン」を話し合おう

    まずはふたりで「将来のライフプラン」を話し合おう

    漠然と「将来のためにお金を貯めよう」と思っても、目の前の楽しいことや欲しいものにお金を使ってしまうと、なかなか貯まらないものです。本気でお金を貯めようと思ったら、「いつまでに」「何の目的で」「いくら」必要なのかを考え、使う時期に合わせて計画的に貯めることが大切です。そのためにもまずは一度、ふたりの将来の夢を話し合う機会を持ちましょう。

    中でも優先的に話し合っておきたいのは、家と子どものこと。家については、将来マイホームを購入したいのか、それともずっと賃貸に住むのかによってかかる費用も変わってきます。
    そして、子どもを希望するのかしないのかも、家計に大きく関わってきます。子どもを望むなら、子どもの教育プランのことも考えなければなりません。

    実際に必要なお金はどれぐらい?

    結婚したばかりでちょっと気が早いと思うかもしれませんが、マイホーム購入や子どもの教育費には、トータルで数千万円単位のお金が必要となります。

    マイホームを購入する場合、物件の種類や購入価格によって変わりますが、住宅価格の1~2割を頭金として用意するのが一般的です。また、子どもの教育費の目安として、幼稚園~高校まで公立で、大学から私立に通うケースだと1261万円かかります(文部科学省「 平成30年度子供の学習費調査 」および日本政策金融公庫「 令和元年度教育費負担の実態調査結果 」)。
    マイホーム購入の時期と子どもの教育費がかかる時期が重なることもよくあること。まずは夫婦2人で将来のライフプランを話し合い、少しでも早く計画を立てて貯蓄をスタートさせることが大切です。
    「いきなり数百万円単位のお金を貯めようと言われても現実味が湧かない」という人は、まずは100万円を目安に貯蓄を始めてみましょう。ある程度まとまった金額が貯まってくると、自然とマイホームの購入資金や子どもの教育費の方に意識が向いてくるはずです。

    ライフイベントを書き出してマネープランを立てよう

    ライフプランを話し合ったら、自分たちが何歳のときにどんなライフイベントがあって、いくら必要になりそうかを書き出してみましょう。今、夫が30歳で妻が28歳という場合、例えば「夫32歳、妻が30歳のときに第1子誕生」(出産準備費用として助成金以外に30万円)、「夫35歳のときにマイホームを購入する(頭金500万円)」、「夫50歳の時に第1子が私立大学に入学」(入学金と1年分の学費で250万円)といったように、1年刻みで人生計画を立てるのです。

    このタイミングできっちりした金額を書き込む必要はないので、「だいたいこれぐらいかな」と想定しましょう。すると、いつの時点でいくらぐらい必要になるかをざっくり捉えることができます。併せて、自分たちが得る予定の収入についても、今の収入をベースに書き出してみましょう。

    当然ですが、これはあくまでプラン(予定)です。人生にはいろいろなことが起きるので、予定通り進むことの方が珍しいでしょう。とはいえ目標なしで貯蓄をしても貯まらないため、現時点で想定されるイベントとそれにかかる金額を書き出し、目標の貯蓄額を把握することがこの作業をする目的です。得る予定の収入と照らし合わせれば、その貯蓄が実現可能なのか、もし足りないという場合はどんな工夫をすればいいのかを、考えることもできます。
    また、状況が変わったら、その都度プランの見直しが必要です。「予定」に固執しない、柔軟な考えを持つことも重要です。

    貯蓄用の口座を作ろう

    貯蓄用の口座を作ろう

    目標設定ができたら、いよいよ貯蓄スタートです。ここでポイントとなるのは、「先取り貯蓄」のルールを作ること。振り込まれた給料から都度お金を下ろし、残ったお金を貯蓄という方法ではお金は貯まりません。

    給料が振り込まれたら、貯蓄分を別口座に移し、それに手を付けずに生活をするようにします。そうすることで、貯蓄は確実に貯まっていきます。

    子どものための教育資金を貯めたいなら、銀行預金だけでなく「学資保険」の活用を検討してもよいでしょう。保険の場合は、銀行口座から保険料が毎月自動的に引き落とされるため、銀行預金だとどうしてもお金を使ってしまうという人でも自然とお金を積み立てることができます。

    ある程度貯蓄ができたら、その一部を投資に回してお金を増やすことを考えるのも一つの手。中でも「つみたてNISA」は、少額から投資が可能で、金融庁が厳選したリスクの少ない投資信託(ETF)で運用し、積み立てたお金はいつでも引き出せることから、教育資金を貯めるのに向いています。通常の投資と違い、運用時に得た利益に対する税制優遇が受けられるため、投資を始めたいと思っているなら、この制度を使うとお得です。

    ※ゼクシィ保険ショップでは、現在、iDeCo、NISA、つみたてNISAのご相談やお申し込みはできませんのでご注意ください。

    このように、貯蓄を成功させるには、まずはこれからの人生でいつ・どんなことがあるのかを書き出し、そのためにいくら必要かを割り出し目標設定することが大切です。目標設定をしたら、それを実現するために毎月いくら貯金をすればいいのか、その貯蓄をどう成功させるのか、仕組みを考えることも大切。ふたりで協力しながら考えていくようにしましょう。

    貯蓄はできるだけしたいものだけど、生活費を圧迫するのは元も子もありません。また、万が一のことがあった際に貯蓄だけでカバーできるのか、も考慮する必要があります。ゼクシィ保険ショップでは、おふたりだけの家計プラン表を作成して、おふたりの収入に合った、無理なく貯められる金額のアドバイスや、必要な保障のご提案をしています。

    ※掲載の情報は2020年9月現在のものです。保険や税制、各種制度に関して将来改正・変更される場合もあります。手続き・届け出の方法も随時変わる可能性や、自治体により異なる場合があります。

    ■監修・文/酒井 富士子

    経済ジャーナリスト/金融メディア専門の編集プロダクション・株式会社回遊舎 代表取締役。
    日経ホーム出版社(現日経BP社)にて『日経ウーマン』『日経マネー』副編集長を歴任。
    リクルートの『赤すぐ』副編集長を経て、2003年から現職。「お金のことを誰よりもわかりやすく発信」をモットーに、暮らしに役立つ最新情報を解説する。

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