貯まる秘訣(ひけつ)は 「貯蓄したいお金の先取り」にあり!
更新日:2020/10/26
「なかなかお金を貯められない」と悩んでいるあなた。もしかしたら、月の終わりに余った分を貯蓄しようとしていませんか?人間誰しもお金があれば使いたくなるもの。よっぽど意志が強くない限り、あるお金はすべて使ってしまい月末にはいくらも残らないものです。そんな状態では、いつまでたっても貯蓄は増えません。ここでは貯める分を先取りして、しっかり貯蓄していくテクを学びましょう。
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「余ったお金=貯蓄」がダメな理由とは?
お金に余裕がある家庭はさておき、毎日普通に過ごしているだけでいつの間にかお金がなくなってしまうというケースも多いと思います。そのため、月末に余ったお金があれば貯蓄をしようと思っていると、いつまでたってもお金は余らず、当然貯蓄も増えません。
「収入が増えたらお金が余って貯蓄できるのに」と思うかもしれませんが、実はそうでもありません。家計管理が苦手だと、あればあるだけ使ってしまい、お金を貯めることができないのです。逆に、収入が少なくてもしっかり貯蓄できている人もいます。その違いこそ、お金を貯めるためのポイントです。
手取り収入の10~20%を先取りしよう
貯蓄が上手な人が取り入れているのが、収入から貯蓄分を先取りする「先取り貯蓄」という方法。給料が振り込まれたら、貯蓄したい額をすぐに別口座に移します。そして、このお金はなかったことにして、余ったお金で1カ月生活をするのです。余った分を貯蓄するというのとは真逆の考え方で、この方法であれば着実にお金を貯めることができます。
ここでのポイントは、自動的に貯蓄が先取りされる仕組みを作ってしまうこと。例えば大手都市銀行には、指定日に指定額を自動的に普通口座から貯蓄口座に振り替えてくれる自動振り替えサービスがあります。これを利用すれば、毎月一定額が自動的に貯まっていくので便利です。
また、勤務先で社内預金や財形貯蓄などを利用できるなら、これを活用するのも手。毎月一定額が給与から自動引き落としされるので、確実に貯めることができます。
まずはいくらくらいを目標に貯めるべき?
貯蓄を始めるときに悩むのが、どのくらいの金額を目標にするかということです。あまり大きな目標を設定しても、実現できずに諦めてしまいがち。
まず、月々の貯蓄額の目安は、片働き家庭で手取り収入の10%、共働きの家庭で20%程度。いきなり貯蓄の割合を大きくすると失敗しますので、少しずつ割合を増やしていくのもよいでしょう。
また、その先の目標としては、現時点でまったく貯蓄がないという場合、手取りの6カ月分を目標にしましょう。例えば手取りが30万円の家庭なら、180万円が目安。これくらいの蓄えがあれば、ふいの大きな出費にもある程度対応することができますし、万一、世帯主が病気で働けなくなった場合なども、再就職まで何とか持ちこたえることができます。ある程度の金額が貯まったら、マイホーム購入や教育費など、目的別の貯蓄も計画的にスタートしましょう。
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※掲載の情報は2020年9月現在のものです。保険や税制、各種制度に関して将来改正・変更される場合もあります。手続き・届け出の方法も随時変わる可能性や、自治体により異なる場合があります。
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