賢くやりくりするための「家計簿」活用術
更新日:2020/10/27
結婚したら、ふたりの楽しい新生活がスタートします。先々お金のことで困らないためにも、賢くやりくりしていきたいですね。ここではふたりの家計を上手に管理するための、家計簿活用法をチェックしていきましょう。
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結婚したら、ふたりの家計簿を始めよう
新婚生活がスタートしたら、まず始めたいのがお金の管理です。どんなにラブラブなふたりでも、お金に関する感覚や使い方は違うもの。まずは2つの家計が1つになることを意識して、収入と支出を把握する必要があります。
特に新婚生活は、新居の準備などで何かとお金がかかりがちです。初めからしっかり家計管理をする癖をつけておかないと、いきなり赤字からのスタートということにもなりかねません。何事も初めが肝心。まずはふたりの生活にどんなお金が、いくらくらいかかるのかを把握するためにも、早めにふたりの家計簿をスタートさせましょう。
そもそも家計簿の役割とは?
家計簿を付ける目的は、大きく分けて3つあります。
1)お金の流れ(収入と支出)を把握する
2)予算どおりに支出を抑えられているかを把握する
3)支出のムダをチェックする
結婚したら、今まで別々だったふたりの家計が1つになります。このため、まずは収入と支出をしっかり把握することが大切。これを把握しておかないと、知らぬうちに散財して気付けば家計が赤字に……なんてことにもなりかねません。そこで、まずは最低1、2カ月、お金の流れを把握することに目的を絞って家計簿を付けてみましょう。
家計簿を上手に付けるには?
家計簿を付けるといっても、1人分ではなく2人分ですから工夫が必要です。水道光熱費やスマホ代など明細が見られるものは、それを手元に取っておきましょう。また、共働きの場合は、それぞれが使ったランチ代、交際費などについてはおのおの家計簿を付けておき、定期的に1つにまとめます。忙しい毎日の負担にならないよう、その日に飲物に250円、ランチに600円使ったとしたら、「食費850円」などと、ある程度まとめてしまって構いません。
頻度についても、毎日付けるのが難しければ記憶を保つことができる3日に1回程度でもよいので、思い出しながら付けるようにしましょう。また、スマホ決済やクレジットカードなどキャッシュレスで支払うようにすると、アプリやクレジットカードのサイトから明細を確認することができて便利です。ただし、キャッシュレスは現金よりもお金を使った感覚が薄まりがちなので、使いすぎないよう意識しましょう。
使うのは、昔ながらの紙の家計簿もいいですが、隙間時間を有効活用できるスマホの家計簿アプリもおすすめ。帰りの電車の中など、空いた時間にパッと使うことができますし、夫婦で家計簿を連携できるアプリもあるので、そういったものを使えばもっと管理が楽になります。
家計簿をどう活用する?
3カ月など、しばらく家計簿を付けて支出の傾向が見えてきたら、それを基に1カ月の家計の予算立てをしていきましょう。予算は、固定費(家賃・公共料金など)と変動費(食費や日用品費・レジャー費など)に分け、費目ごとに管理していきます。ただし、あまり費目が多いと管理が難しくなるので、初めはあまり細かく分けすぎないことがポイントです。
費目に対する予算は、それまで付けた家計簿を見て、無理のない金額に設定すること。ただし、「この部分は使いすぎているね」など、夫婦で使い過ぎの自覚がある費目については、「この金額の範囲に収めたい」という金額(あくまで無理のない範囲で)を予算にしてみましょう。
後は、これまでどおり家計簿を付けて、月末に予算と実績を照らし合わせます。何カ月かすると予算をオーバーしがちな費目がわかるので、隠れたムダをなしていくことで、その分を貯蓄に回すことができます。
家計簿を続ける秘訣(ひけつ)とは?
家計簿を長続きさせるコツは、完璧を目指さないことです。真面目な人ほどちょっとしたことで挫折してしまいがち。家計簿は継続が命ですから、多少の漏れや抜けは気にしなくて構いません。
また、自分なりの家計簿のスタイルを見つけることも長続きの秘訣といえます。紙の家計簿がいいのか、家計簿アプリを使うのがいいのか、どんな方法が向いているかは人それぞれなので、1つやってみて続かなさそうであれば別の方法にトライしましょう。
家計簿をしばらく継続すると、それが習慣となり「付けないと落ち着かない」という気持ちになります。1カ月に1度などスパンが長いとなかなか習慣にならないので、3日に1回、1日に1回と周期が短いほど身に付きやすくなります。たくさん買い物をする休日を除けば、1回付けるのに数分程度しかかかりません。毎日の歯磨きのように習慣化できたらベストですね。
家計簿を付けることで、夫婦の会話が広がり将来のライフプランを話し合うきっかけにもなります。夢をかなえるためにも、今日から家計簿を付けてみてはいかがでしょうか。
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※掲載の情報は2020年9月現在のものです。保険や税制、各種制度に関して将来改正・変更される場合もあります。手続き・届け出の方法も随時変わる可能性や、自治体により異なる場合があります。
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