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三大疾病保険とは?加入する理由や注意点をわかりやすく解説

保険の仕組みとは?生命保険・損害保険の仕組みについて解説

更新日:2022/7/29

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保険について調べていると、「三大疾病保険」という言葉を目にすることがあります。しかし、「三大疾病保険」についてよく知らないという人も多いのではないでしょうか。本記事では、そもそも三大疾病とは何か、なぜ加入をすすめられるのか、どのような人に向いているのかなどを紹介。併せて加入する際の注意点に関しても解説していきます。結婚などのライフステージの変化に伴い保険加入や見直しを検討中の方は、ぜひ参考にしてください。

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    三大疾病とは?

    三大疾病とは?

    そもそも「三大疾病保険」の「三大疾病」とは何でしょうか?三大疾病とは、「がん」「急性心筋梗塞」「脳卒中」という3つの病気の総称のことです。これらの病気は、日本人の死因の上位を占める疾患で、総じて治療期間が長く治療費もかさみがちなのが特徴です。

    「がん」の特徴

    がんとは、体内にできた悪性の腫瘍で、「自律性増殖」「浸潤と転移」「悪液質」という3つの特徴を備えています。がんによる死亡は日本人の死因のうち最多となっており、生涯を通じて2人に1人ががんと診断されるほど身近な病気です。また、がん細胞が臓器の表面を覆っている上皮内にとどまっているものは「上皮内がん」と呼ばれます。

    「急性心筋梗塞」の特徴

    心疾患とは心臓の病気全般を指し、脈の乱れを起こす病気や、冠動脈や心臓弁の病気、先天性の心臓病など多様なものが含まれます。代表的な疾患として、虚血性心疾患(狭心症・心筋梗塞)や不整脈、心不全が挙げられます。そのうち三大疾病として保険の保障対象になるのは急性心筋梗塞です。

    「脳卒中」の特徴

    脳の血管のトラブルによって、脳細胞が破壊される病気の総称を「脳血管疾患」といいます。主な脳血管疾患には「出血性脳血管疾患」と「虚血性脳血管疾患」の2つのタイプがあり、これらは「脳卒中」とも呼ばれています。脳血管疾患のうち、三大疾病として保険の保障対象になるのは脳卒中です。

    三大疾病保険とは

    三大疾病保険とは

    三大疾病保険は、名前の通り三大疾病に特化して備えるための保険で、三大疾病に罹患(りかん)したときにまとまった給付金が受け取れる保険です。
    三大疾病は通常の医療保険でも保障されますが、三大疾病保険に加入することでより手厚い保障が得られます。また適用範囲の広がった「特定疾病保険」という商品を販売している保険会社もあります。

    三大疾病に保険で備える必要性とは?

    三大疾病になるリスクへの備え

    三大疾病は日本人の死因の上位を占めています。厚生労働省によれば、令和3年(2021)の日本人の男女を合わせた死因の第1位~5位は以下の通り。三大疾病だけで全体の約48.7%と、半数近い割合を占めています。このように三大疾病は誰もがかかるリスクを有している病気であるため、特に手厚く備えるために三大疾病保険加入の必要性が高いといえます。

    令和3年(2021)人口動態統計月報年計(概数)の概況

    令和3年(2021)人口動態統計月報年計(概数)の概況」(厚生労働省)を基に加工して作成

    治療にかかる費用のリスクへの備え

    三大疾病にかかるリスクはどのくらいなのでしょうか。厚生労働省の「患者調査」によると、令和2年(2020)の三大疾病の入院・外来患者数は以下の通りです。三大疾病だけで入院患者数は294万6000人と、全入院数のおよそ25%を占めています。

    令和2年(2020)患者調査の概況

    令和2年(2020)患者調査の概況」(厚生労働省)を基に加工して作成

    上述の「患者調査」によると、三大疾病の入院平均在院日数は、がん(悪性新生物)が19.6日、心疾患が24.6日、脳血管疾患が77.4日となっています。三大疾病の中でもとりわけ脳血管疾患の場合には、治療期間が長期化しやすいことがわかります。
    がんについても、近年入院日数は短期化傾向にありますが、退院後に抗がん剤治療で長期の通院治療を行うことは理解しておく必要があります。また、先進医療のような特別な治療を受ける場合には技術料が全額自己負担になる点や、療養中に収入が大きく減少する可能性がある点などを踏まえても、やはり三大疾病には手厚く備えておきたいところです。

    三大疾病保険の特徴

    三大疾病保険の特徴

    では具体的に三大疾病保険はどのような保険なのでしょうか。三大疾病保険の特徴としては主に次のようなものがあります。

    三大疾病になった際に一時金を受け取れる

    三大疾病保険の基本的な仕組みは、三大疾病によって保険会社の定める所定の状態になった場合に、一時金を受け取れるというものです。三大疾病保障保険や特定疾病保険と呼ばれることもあります。

    定期型と終身型の商品がある

    三大疾病保険には、大きく分けて掛け捨ての定期型と生涯保障の終身型の2種類があります。終身型の場合、解約時に解約返戻金を受け取れるため、保障に加えて貯蓄性も得ることができます。

    保障範囲や支払い条件などを比較して選べる

    保障範囲や保険金が支払われる条件などは、商品によっても異なります。そのため、保障範囲や支払条件などを比較して、自分のニーズに合った商品を選ぶ必要があります。

    一時金を受け取るための条件は疾病によって異なる

    三大疾病の中でも、一時金が支払われる条件は疾病ごとに異なります。多くの場合がんは診断確定された段階で受け取れますが、急性心筋梗塞や脳卒中の場合は単に診断されるだけでなく、所定の条件を満たす必要があります。

    三大疾病保険料払込免除特約もある

    商品によっては、がんと診断確定されたときや、急性心筋梗塞や脳卒中で保険会社が定める所定の状態になったときに、以後の保険料の払い込みが免除される特約が付けられる場合もあります。この特約を付けておけば、病気にかかった際にお金の心配をせずに保障が継続できます。

    死亡または高度障害状態になった場合に保険金を受け取れるものがある

    また商品によっては三大疾病にかかった際に給付金が受け取れるだけでなく、死亡または高度障害状態になったときに保険金が受け取れるものもあります。

    がん保険との違い

    三大疾病保険と少し似た保険として「がん保険」がありますが、がん保険はがんに特化した医療保険です。三大疾病に比べてがんになった場合の保障はがん保険の方が多くなる傾向にあります。また、がん保険は保障をがんに絞っているため、三大疾病保険に比べて保険料が抑えられますが、その他の疾病に備えられてないことは弱点です。掛け捨て型のことが多いのもがん保険の特徴といえます。それぞれのメリット・デメリットを比較した上で自分に合ったものを選択できるようにしましょう。

    三大疾病保険に加入するときの注意点

    三大疾病保険に加入するときの注意点

    三大疾病保険に加入する際には、いくつか注意するべき点があります。以下ではそれらの注意点について解説していきます。

    保険会社・保険商品によって内容が異なる

    保険の免責期間や支払い事由、給付回数、保険料などは保険会社によって異なります。特に、がんに関して上皮内新生物を含むかどうか、心疾患に関して急性心筋梗塞のみかすべての心疾患が対象かなど、支払い事由の違いは重要なポイントです。
    また支払い条件に入院を含むか否か、支払い条件に該当するための入院日数なども保険会社によってまちまちなので、きちんと内容を比較してから加入することが大切です。自分だけで判断するのが難しい場合は、ファイナンシャルプランナーや保険のプロに相談することがおすすめです。

    支払い条件が厳しい

    三大疾病保険では、支払い条件が診断だけなのはがんのみで、急性心筋梗塞と脳卒中は60日以上所定の状態が続くことなど、条件がやや厳しいものになっています。 そのため、病状次第では発病しても保険金が受け取れない可能性があるため注意が必要です。契約前に必ず約款などで保険金の支払い条件を確認し、不明な点は問い合わせておくようにしましょう。

    三大疾病保険以外の保険とのバランスも考える

    三大疾病保険への加入を検討する際には、自分が今加入している他の保険とのバランスが重要です。三大疾病保険に加入しておけば、日本人の死因の50%以上を占める三大疾病に備えることができますが、保障はこの3つの病気に限られてしまいます。そのため、自分のライフステージなどに合わせて、他の保険も組み合わせつつ、適切な保障が準備できるようにしましょう。

    他の保険の特約などで三大疾病に備える方法もある

    三大疾病保険以外にも、三大疾病に備える方法はあります。例えば医療保険の三大疾病保障特約であれば、三大疾病以外の病気やケガにも備えられるとともに、場合によっては医療費を抑えることにもつながります。また、団体信用生命保険の三大疾病保障特約を付けておけば、三大疾病にかかった際に住宅ローンの残債が0円にできます。ただし団信の特約の場合、住宅ローンの残債以外に保険金の支払いはありません。

    三大疾病保険への加入が向いている人

    三大疾病保険への加入が向いている人

    最後に、三大疾病保険に向いている人はどのような人なのかを解説します。自分が三大疾病に向いているのかどうかを判断する際に参考にしてください。

    がん以外の疾病も心配な人

    一般的にがん保険が人気の傾向にあります。実際、がんのみの保障を厚くしたいという場合はがん保険の方が保険料も抑えられて合理的です。ただし他の三大疾病に対する不安もあるという人は三大疾病保険がおすすめです。

    掛け捨て型ではない保険を探している人

    三大疾病保険では、解約した場合に解約返戻金が受け取れるのが一般的。三大疾病にかからなかった場合でも、死亡時や高度障害状態への保障があるため、解約時も含め必ずお金を受け取れる仕組みです。その分保険料は若干高く設定されていますが、掛け捨て型の保険に入りたくない人には向いています。

    終身の死亡保障を希望しているが、生前三大疾病にかかった場合は治療費にしたい人

    三大疾病保険は、死亡や高度障害状態の保障を持ったまま、三大疾病をカバーします。そのため、可能であれば終身型の保険に入りたいが、三大疾病になってしまった場合はその時点で治療費にしたいと考えている人は三大疾病保険が向いています。ただし生前に給付金を受け取った場合には、死亡したときの死亡保険金はなくなるため注意が必要です。

    全体のバランスを考えて保険の検討を

    死亡者数や入院患者数などを見ると、三大疾病は日本人にとってリスクの高い病気です。三大疾病保険に加入しておけば、三大疾病のリスクにも安心して備えられます。自分がすでに加入している保険とのバランスも考えつつ、必要があれば三大疾病保険への加入を検討してみましょう。

    ゼクシィ保険ショップでは、ライフプランニングやマネープランニング、保険について、まとめて相談できます。もちろん相談は全て無料。ぜひお気軽にご相談ください。

    ※掲載の情報は2022年7月現在のものです。保険や税制、各種制度に関して将来改正・変更される場合もあります。手続き・届け出の方法も随時変わる可能性や、自治体により異なる場合があります。

    ■監修・文/

    経済ジャーナリスト/金融メディア専門の編集プロダクション・株式会社回遊舎 代表取締役。
    日経ホーム出版社(現日経BP社)にて『日経ウーマン』『日経マネー』副編集長を歴任。
    リクルートの『赤すぐ』副編集長を経て、2003年から現職。「お金のことを誰よりもわかりやすく発信」をモットーに、暮らしに役立つ最新情報を解説する。

    RT-00505-2207

    よくある質問

    • Q.今は健康だし、保険は不要?
    • ケガも病気もしない可能性はもちろんありますが、何も起きなかった場合ではなく、起きた場合に保険が必要なのかを検討してみましょう。ケガや病気の治療費だけではなく、万が一の時家族の生活を守るためのお金は足りるのかなども含め、今本当に保険は不要なのか、必要なのであればどんな保障が必要なのかを考えておくことが大切です。 貯蓄・資産形成としての保険もありますので、人生100年時代、これからのライフプランとそれに必要なお金、そしてもしもの時に備える保険について、考えておくことをおすすめします。

    • Q.保険の相談は無料ですか
    • A.はい、相談は全て無料です。ゼクシィ保険ショップは、保険会社各社からの手数料で成り立っています。そのため、相談にいらっしゃるお客様からは一切相談料を頂いておりません。

    • Q.保険の知識がなく、何を相談したらいかもわからないけど大丈夫ですか?
    • A.普段なじみのない保険の知識がないのは当たり前。保険の基礎から分かりやすく丁寧にご説明いたします。疑問に思ったことはお気軽にご質問ください。ゼクシィ保険ショップについてはこちら

    • Q.保険会社で直接加入するより保険料が高くなったりしませんか?
    • A.同一の商品・保障内容であれば保険会社から加入する場合と保険料は同じですのでご安心ください。複数の保険会社の商品を比較しながら検討、契約までサポートさせていただきます。

    • Q.相談に行ったら保険に入らなければいけませんか?
    • A.そのようなことはありません。まず相談だけしてみたい、という方もお気軽にご相談にお越しください。ゼクシィ保険ショップでは無理な勧誘や不要だと思う保険の提案などもいたしません。お客様一人一人に合わせてご提案させていただきます。

    • Q.なぜゼクシィが保険相談サービス?
    • A.ゼクシィ読者への、ゼクシィに期待するサービスについてのアンケートで、お金や保険にまつわるサービスが上位ランクイン。そんなお客様の声からゼクシィ保険ショップが誕生しました。

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