保険料のクレジットカード払いは可能?保険の種類別に解説
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更新日:2023/01/30
国民健康保険や生命保険の保険料はクレジットカードでも支払うことができることはご存知でしょうか?クレジットカード払いは、ポイントがつくなどのメリットがあります。この記事では、保険料をクレジットカード払いにしたい人に向けて、メリットや知っておきたいポイントを、生命保険・自動車保険・国民健康保険それぞれを網羅する形で解説していきます。
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保険料のクレジットカード払いは可能?
「保険料をクレジットカードで払えるの?」という疑問を持っている方もいるかもしれません。国民健康保険の場合、基本的にクレジットカード払いができますが、自治体によっては不可のこともあります。生命保険の場合、商品によってはクレジットカード払いを選択することができます。また自動車保険の場合、クレジットカード払いが可能なことが多いです。それぞれについて、詳しくは後述します。
保険料をクレジットカード払いにする4つのメリット
国民健康保険や生命保険など個々のケースについて述べる前に、まずは保険料をクレジットカード払いにすることで得られる、4つの一般的なメリットについて確認しておきましょう。
保険料の支払いでポイントが貯まる
保険料をクレジットカード払いにする最大のメリットは、保険料の支払金額に対し、クレジットカードのポイント還元が受けられるという点です。例えば、毎月1万円の保険料を1%ポイント還元のクレジットカードで支払うとすると、年間1200ポイント獲得することができるのです。ポイントが何%つくかは、クレジットカードの還元率によって異なってきます。
支払いの手間がはぶける
またクレジットカード払いにすれば、保険会社からカード会社への保険料請求日に自動的に決済されます。そのため、銀行やコンビニで支払ったり、手元に現金を用意したりする手間がはぶける、払い忘れもありません。自動車保険は、払い忘れで等級を失うリスクがあるため、払い忘れを防げるのは利点です。
口座残高の把握がしやすい
保険料を口座引き落としなどにすると、日常の買い物や光熱費、家賃などさまざまな支払いの日程がバラバラになってしまい、口座残高の把握・確認が大変になります。しかし、それをクレジットカードにまとめれば、支払いを一元化でき把握しやすくなります。
保障開始日を早められる
生命保険の場合、保険料を口座引き落としにすると、保障開始日は初めての口座引き落とし日となるため、契約から1カ月前後になります。それに対して、クレジットカード払いなら、カードの有効性の確認がとれた時点で保障開始となります。このように、口座引き落としを選択した場合などとくらべて、実際に保険の保障が開始される日を早められるのもクレジットカード払いのメリットの一つです。
生命保険をクレジットカード払いにするときのポイント
生命保険の保険料をクレジットカード払いにする際に特に注意すべきポイントとして以下の3つの点があります。
年払いでは使えない場合も
同じ保険でも、毎月保険料を支払う月払いよりも、保険料を年に1回または2回でまとめて払い込む年払いや半年払いの方が、トータルの保険料は安くなります。年払いにしておくと、クレジットカードのポイント還元分を上回る金額が節約できるケースも多くなります。したがって、カード払い+年払いというのがお得な支払い方法となります。ただし、保険会社によっては、月払いのみクレジットカード対応の場合もあるため確認が必要です。
保険会社によって異なる制限がある
クレジットカード払いができる保険会社であっても、支払い回数が限定されていたり、カード払いができる保険商品が限られていたりなど、制限がある場合もあります。また、クレジットカードの利用限度額以内であっても、「一回の支払い限度額が10万円以下など」と定められていることもあります。こうした制限は保険会社によって異なるため、保険を検討する際に確認する必要があります。
本人名義のクレジットカードが必要になる
口座引き落としの場合は、夫の保険料の支払いを妻の名義の口座で行うなどの指定ができます。それに対して、クレジットカード払いの場合、クレジットカードの名義と保険契約者が同一でなければいけません。例えば、妻の保険料を夫名義のクレジットカードで支払うことはできません。クレジットカードを持っていない人は、保険料の支払いにクレジットカード払いを利用することができないということになります。
自動車保険をクレジットカード払いにするときのポイント
自動車保険の保険料をクレジットカード払いにする際に特に注意すべきポイントとして以下の2つの点があります。
同居親族名義のクレジットカードが利用できる場合がある
生命保険と違い、自動車保険の場合は自動車保険の契約者本人名義のカードのほかに、同居の親族の名義のカードも利用することができる場合があります。
クレジットカードの分割払いを利用できる
保険会社への保険料支払いが一括払いでも、クレジットカードの分割払いを利用すれば分割で支払うことが可能です。ただしその場合、分割手数料がかかるため注意が必要です。なおクレジットカード会社の分割払いは、ほとんどのカード会社で2回払いであれば手数料はかからないため、上手に活用しましょう。
国民健康保険をクレジットカード払いにするときのポイント
国民健康保険の保険料をクレジットカード払いにする際に特に注意すべきポイントとして以下の2つの点があります。
クレジットカードの利用方法を確認する
国民健康保険の保険料をクレジットカード払い込む場合、「Yahoo!公金支払い」や「モバイルレジ」などのサービス・アプリを利用します。どちらのサービスで支払うかは自治体によって異なります。また自治体によっては、そもそもクレジットカードが利用できない場合もあります。詳しくは納付する自治体に確認するようにしましょう。
決済手数料が発生するため金額を確認する
国民健康保険をクレジットカード払いにすると、通常は決済手数料がかかります。そのためクレジットカードのポイント還元での節約が目的の場合、逆効果になる可能性もあります。決済手数料の金額は、自治体により異なりますが、5000円までの場合はおよそ0円~50円前後、1万円までの場合はおよそ20円~100円前後と、金額に応じて手数料が増えていくのが一般的です。決済手数料の金額も事前に確認しておくようにしましょう。
自分にあった保険を選ぶのが節約になる重要なポイント
多くの人が保険料をクレジットカード払いで支払うことを検討する理由としては、やはりポイント還元を受けて少しでも節約したいということが大きいでしょう。しかし、本当に大きな節約をしたいのであれば、自分に必要な保険を選んで契約することが大切です。とくに生命保険は、数多くの商品があり特約なども多彩でさまざまな選択肢があるため、慎重に吟味して選ぶ必要があります。
とはいえ、自分に適した保険をどのように選んでいいかわからない人も多いでしょう。そんなときはプロに相談するのも一つの手です。
ゼクシィ保険ショップでは、自分に必要な保障や、ピッタリの保険商品をアドバイスしてもらうことができます。また保険に限らず、ライフプランの作成や家計全体の見直しも行えるので、ぜひ相談してみてください。
※掲載の情報は2023年1月現在のものです。保険や税制、各種制度に関して将来改正・変更される場合もあります。手続き・届け出の方法も随時変わる可能性や、自治体により異なる場合があります。
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