生命保険は何歳から入ればいい?タイミングや保険の選び方も解説
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更新日:2025/1/31
生命保険は、万が一の事態に備えるために欠かせない制度です。特に30代から加入する人が増える傾向にあります。本記事では、生命保険に加入するのに適した年齢や保険選びのポイントなどを解説します。保険に加入すべきか迷っている方は、ぜひ参考にしてください。
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生命保険とは?
生命保険とは、病気やケガ、死亡といった予期せぬ出来事が起きた際に、金銭的な負担を軽減するための仕組みです。多くの加入者が保険料を出し合い、必要な人を経済的に支援する「相互扶助」の考え方に基づいています。万が一の時に安心を提供し、自分自身や大切な家族の生活を守るために重要な役割を果たす制度です。
生命保険には何歳から入れる?
生命保険には、加入契約をして保険料を払う「契約者」と契約の保険対象者となる「被保険者」があります。契約者になるには通常、成人年齢の18歳以上である必要があります。ただし、保険会社によっては、親の同意があれば18歳未満でも契約できる場合があります。また、生命保険の被保険者は、0歳から加入可能で、子どもや乳児でも保険に加入することができます。これにより、家族全員が早い段階から保障を受けることができます。
生命保険には何歳から入る人が多い?
生命保険文化センターの「2022年度 生活保障に関する調査」によると、30代で男女共に生命保険の加入率が飛躍的に上昇しており、80%以上の人が加入しています。この年代は、結婚や出産などでライフスタイルが変わることが多く、その変化に合わせて保険に加入する人が増える傾向にあると言えます。
ライフイベントから見る生命保険に入るタイミング
就職や結婚などのライフイベントは、生命保険加入を検討するタイミングでもあります。各イベントで必要となる保険を確認しておきましょう。
就職
就職したばかりの時期は収入が少なく、貯蓄も十分ではない場合が多いため、病気やケガのリスクへの備えが不可欠です。医療保険に加入し、社会保険で不足する部分を補いましょう。死亡保障は基本的に必要ありませんが、加入する場合は葬儀費用程度の保障で十分です。
結婚
結婚して家族が増えたら、自分自身の医療費だけでなく、万が一の際には家族をサポートするための保障も確保しておきましょう。夫婦間で収入差が大きい場合、家計を支える方が手厚い死亡保障を考えるとよいでしょう。
妊娠・出産
出産後は、万が一の際に子どもの養育費をカバーするため、死亡保障をより手厚くする必要があります。また、将来の教育資金も早めに準備を始めておくことが大切です。出産時のリスクに備えたい場合は、妊娠前に保険に加入することが望ましいです。
若いうちから生命保険に入るメリット
若いうちは、病気やケガのリスクが低いため、生命保険に入る必要性をあまり感じないという方も多いでしょう。しかし、若い時期に生命保険に加入することで得られるメリットがあります。
保険料が安くなる
一般的に、若いほど病気などのリスクが低いため、保険料が割安で設定され、年齢が上がるにつれて保険料が高くなります。そのため、若い時期に生命保険に加入すると、保険料が安く抑えられます。特に、終身型の生命保険では加入時の保険料が固定されるため、早期に加入すると長期的に見て総支払額が少なくなる可能性があります。
保険の選択肢が多い
多くの生命保険では、加入時に健康状態や病歴を告知する必要があり、過去に病気やケガをしていると加入が難しくなることがあります。また、仮に加入できても、保険料が割増されたり、保障内容が制限されたりする場合もあります。その点、健康な若いうちに加入すれば、幅広い選択肢から自分に合った保険を選ぶことができます。
資産形成ができる
生命保険の中には、万一への備えと貯蓄性を兼ね備えた貯蓄型の保険があります。貯蓄型生命保険では、積み立てた保険料が、「満期保険金」や「解約返戻金」として戻ってくることがあります。これにより、将来の生活資金や教育費の準備ができ、万が一の時には死亡保険金も受け取れます。ただし、貯蓄型は掛け捨て型に比べて保険料が高く、元本割れのリスクもある点は注意が必要です。
若いうちから生命保険に入るデメリット
若いうちに生命保険に加入することには、メリットだけではなくデメリットもいくつかあります。デメリットの方もきちんと理解しておきましょう。
保険の必要性が低い場合がある
福利厚生が充実した企業で働いている場合、万一の際でも十分な保障が受けられるため、生命保険に加入する優先度は低くなります。また、独身であれば、配偶者や子どもを養う必要がないため、生命保険の必要性はそれほど高くないと言えます。
保険料の負担がある
生命保険に加入すると、毎月保険料を支払う必要が生じますが、若年層では収入が少ないことから、負担が大きくなる場合があります。保険に加入する際は、あくまで無理のない範囲で保障を選択することが鉄則です。
生命保険を見直すタイミングは?
生命保険に加入したのは良いものの、ライフステージの変化などの影響を受けて、保険の内容が現在の状況に合わなくなる場合があります。そのため、生命保険に加入した後も、そのまま放置せず、定期的に見直すことが大切です。
定期保険の更新
定期保険は10年や20年など一定の期間を区切って契約を更新されますが、更新時には、契約内容や保険料が変更になることが一般的です。そのため、更新時期は見直しの格好のタイミングです。保障内容が自分の状況にとって適切かを考慮した上で、更新や保険の変更などを検討しましょう。
保険料の高騰
保険会社の料金改定や金利の変動、不景気などの経済的な要因により、保険料が上がる場合があります。特に長期契約の保険では、これが家計の負担になることも。その場合、新しい保険に乗り換えることで保険料を抑えたり、無駄な保障を削減して契約内容を見直したりする必要性が生じます。
生命保険の選び方
生命保険に入る上では、自分のニーズにきちんと合っていることが大切です。生命保険を選ぶ際に気を付けるべきポイントを押さえておきましょう。
目的を満たせる
ひとくちに生命保険と言ってもさまざまな種類があり、それぞれで役割が大きく異なります。そのため、家族の生活を支えるための保障を重視するなら死亡保険、医療費に備えるなら医療保険といった具合に、自分の目的に合った保険を選ぶことが重要です。
必要な保障額を受け取れる
保障額が不足していると、いざというときに十分な保障が受けられないことになるため、必要な保障額が確保できるかどうかを確認しましょう。一方で、過剰に高い保障額を設定すると、家計に負担をかけてしまうため、適切なバランスを見極めることが求められます。
支払いを続けられる
保険料が無理なく支払い続けられる金額であることも重要です。生命保険は長期間支払うもののため、生活に支障を来さない範囲で保険料を設定することが大切です。
自分にピッタリの保険を見つけましょう
生命保険は、万が一の事態に備え、家族や自分を経済的に守る重要な仕組みです。若い時期に加入しておくと、保険料を抑えたり選択肢を広げたりするメリットがあります。とはいえ保険料が家計の負担となることもあるため、自分にとって適切な保障内容・保障額を選ぶことが肝心です。
ゼクシィ保険ショップでは、各家庭の状況やライフプランを考慮した保険選びのアドバイスが可能です。「どんな保険商品を選べばいいかわからない」などのお悩みがある人は、無料相談を受けることをおすすめします。
※掲載の情報は2025年1月現在のものです。保険や税制、各種制度に関して将来改正・変更される場合もあります。手続き・届け出の方法も随時変わる可能性や、自治体により異なる場合があります。
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