生命保険で交通事故に備えられる?自動車保険との違いと注意点
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更新日:2025/1/31
日常的に車を運転する人にとって、交通事故への備えは非常に重要です。この記事では、交通事故に生命保険が適用されるのか、自動車保険との違い、さらに交通事故への備えに役立つ生命保険の特約や請求手順について詳しく解説します。保険の加入を検討している方はぜひ参考にしてください。
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交通事故でも生命保険は適用される
生命保険は、交通事故による死亡やケガの場合にも適用されます。まずは、交通事故による死亡時とケガをした場合の保障それぞれについて見ていきましょう
交通事故によって死亡した場合
交通事故で死亡した場合、生命保険の「死亡保険金」が支払われます。例えば、1000万円の死亡保険金を契約している場合、交通事故による死亡でも同額が支払われます。この保障は、交通事故かどうかにかかわらず、契約内容に基づき適用されるため、生命保険に加入していることで家族の生活を支える重要な財源となります。
交通事故によってケガをした場合
交通事故でケガをし、入院や手術が必要になった場合、生命保険の医療保障が適用されます。具体的には、入院日額や手術給付金、入院一時金が支払われます。これらは病気の際と同じように契約内容に基づいて給付されるため、契約時に詳細を確認しておくことが重要です。交通事故によるケガの補償も、医療費の負担を軽減する生命保険の大切な役割の一つです。
生命保険と損害保険(自動車保険)の違い
交通事故の備えには、生命保険だけでなく自動車保険も必要です。自動車保険は損害保険の一種であり、生命保険と異なる特徴を持っています。
生命保険は「人」に対する保障を提供するのに対し、自動車保険は「モノ」を対象とします。また、支払い方式にも違いがあります。生命保険は定額払い方式を採用しており、契約した一定額が支払われます。一方、自動車保険は実損払い方式で、実際に発生した損害額をカバーします。
例えば、生命保険では死亡保険金や入院給付金が契約内容に基づき定額で支払われますが、自動車保険の対人賠償保険では、相手に与えた損害額が具体的に精算されます。このように、対象や支払い方式の違いを理解し、それぞれの役割を把握することが重要です。
交通事故には生命保険と損害保険(自動車保険)の両方で備えるのがよい
交通事故に備えるためには、生命保険と損害保険の両方に加入するのが理想的です。両者は、保障の範囲や金額が異なるため、相互にカバーし合う仕組みとなっています。
例えば、生命保険では自分のケガや死亡に対する保障を提供し、自動車保険では相手への賠償をカバーします。この組み合わせにより、加害者側や被害者側いずれの立場でも、経済的な負担を軽減することが可能になります。以下で、具体的なケースを見ていきます。
自分が加害者側(過失割合100)の場合
自分が加害者になった場合、生命保険と損害保険それぞれで異なる保障が受けられます。生命保険では、自分の過失に関係なく「死亡保険金」や「入院給付金」が契約に基づいて支払われます。
一方、自動車保険では「対人賠償保険」により相手への損害賠償がカバーされます。これにより、自分自身と相手の両方を経済的に支える仕組みが整います。
自分が被害者側(過失割合0)の場合
被害者の場合、生命保険は病気やケガと同様に、「死亡保険金」や「入院給付金」の対象となります。一方、自動車保険では相手側の保険や自分の「人身傷害補償保険」が適用されます。これにより、相手からの賠償を受けつつ、自分の保険からも保障を得られるため、治療費や損害額を十分にカバーできます。
交通事故の備えになる生命保険の特約4つ
特約とは、メインの生命保険にオプションとして付ける保険のことです。以下に、交通事故の備えになる生命保険の特約4つを紹介します。
災害入院特約
不慮の事故によって入院した場合に保険金が給付される特約。一般的には、原因となる事故から180日以内に開始した入院が対象で、入院日数に応じた入院給付金や手術給付金が支払われます。
災害割増特約
不慮の事故による傷害が直接の原因となり、事故から180日以内に死亡した場合や高度障害状態になった場合に保険金が給付される特約。この特約では、主契約の死亡保険金に上乗せする形で割増の保険金が支払われます。
傷害特約
災害割増特約と同様に、不慮の事故で死亡または高度障害状態になった場合に死亡保険金が割増で支払われる特約。所定の身体障害状態になった場合、等級に応じて傷害保険金が支払われるなどの点で災害割増特約とは異なっており、より保障が手厚いのが特徴です。
特定損傷特約
不慮の事故の日から180日以内に「骨折、関節脱臼、腱の断裂」などが治療対象となった場合、保険給付金が支払われる特約。入院や手術を伴わない通院治療でも適用されるため、幅広い場面で活用できます。
交通事故のときに生命保険を請求する手順
いざというときに慌てることのないよう、交通事故が起きた場合にどのように生命保険を請求すればよいのかを把握しておきましょう。
1.保険会社に連絡する
交通事故で加入している生命保険の支払い対象となる事象(死亡・入院・手術など)が発生した場合、まずはできるだけ早く保険会社に連絡します。保険証券番号を手元に用意しておくとスムーズに手続きが進みます。
2.病院で診断書をもらう
生命保険を請求するには、医師の診断書が必要となるため、病院に診断書を依頼します。保険会社ごとに書式が異なる場合があるため、事前に確認し、適切な書式で対応してもらいましょう。
3.必要書類をすべて揃えて保険会社に送る
保険請求には、診断書のほかにも必要な書類が求められることがあります。保険会社に確認し、不備がないように書類を準備して送付しましょう。
交通事故に備える保険加入の注意点
万一の交通事故に備えるための保険に加入する際には、いくつか注意すべきポイントがあります。
公的な保障や制度を確認する
保障を手厚くすると保険料が高くなるため、自分に適切な保障を選ぶ参考にしましょう。自分に合った保障内容を見極める上では、公的な保障や制度の確認をしておくことが重要です。
・国民健康保険・社会保険:高額療養費制度、傷病手当など医療費や休業中の生活費を補助
・国民年金・厚生年金:障害年金や遺族年金で、家族の生活を支援
・労災保険:勤務中や通勤中の事故に適用され、治療費や休業補償をカバー
こうした公的保障によっても、ある程度は交通事故のリスクに備えることが可能です。保険加入の際には、公的保障では不足する分を補うというイメージで選ぶとよいでしょう。
備えが重複しないように注意する
生命保険と損害保険(自動車保険)に同時加入すると、保障内容が重複してしまう場合があります。同じ内容で保障を重複すると、保険料負担が無駄に増える可能性があるため、しっかりと保障内容を確認することが大切です。
補償対象外になることがある
保険に加入していても、特定のケースでは補償対象外となる場合があります。例えば、家族間の事故や重大な過失(飲酒運転など)がある場合です。契約時に補償対象外条件も合わせて確認しておくようにしましょう。
必要な保障内容を確認し、適切な保険選びを
交通事故に備えるには、生命保険と損害保険(自動車保険)の両方を組み合わせて加入することが重要です。それぞれの保険の役割を理解し、必要な保障内容を検討してください。また、特約の活用や請求手順の確認も忘れずに。適切な保険を選び、安心したカーライフを送りましょう。
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※掲載の情報は2025年1月現在のものです。保険や税制、各種制度に関して将来改正・変更される場合もあります。手続き・届け出の方法も随時変わる可能性や、自治体により異なる場合があります。
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