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帝王切開の費用は医療保険の適用になる!出産前後でかかるお金と保険を徹底解説

帝王切開の費用は医療保険の適用になる!出産前後でかかるお金と保険を徹底解説

更新日:2021/3/31

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「帝王切開になったら、出産費用はいくらかかるの?保険は適用されるの?」
現在妊娠中で、帝王切開になるかもしれないと不安を感じている人もいるでしょう。厚生労働省の調査によると、一般病院での帝王切開による出産は約4人に1人※。全ての妊婦にとって帝王切開になる可能性はゼロではありません。

※帝王切開の割合出典:「 平成29年 医療施設(静態・動態)調査・病院報告の概況 」「診療等の状況」より「表20 分娩件数の年次推移」を参照(厚生労働省)

帝王切開による出産について、自然分娩(ぶんべん)と帝王切開の違いから、帝王切開でかかる費用、保険加入でもらえるお金まで、わかりやすく解説します。帝王切開に必要なお金を知り、保険を見直す際の参考にしてみてください。

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    帝王切開とは?理由と割合

    ママのおなかと子宮にメスを入れ、赤ちゃんを取り出す手術を帝王切開娩出術(以下「帝王切開」)といいます。ここでは帝王切開になる理由と、どのくらいの人が帝王切開で出産するのかを見ていきましょう。

    帝王切開になる理由

    帝王切開になる理由はさまざま。いずれにしても、母子の安全を最優先に考えた結果行われます。

    • 予定帝王切開

      定期検診など、分娩前の健診の段階でリスクが大きいことがあらかじめわかっている場合に、手術日を決めて行う場合を「予定帝王切開」といい、赤ちゃんが逆子であったり、前置胎盤の場合や既往歴などによって、通常の分娩が難しい場合などの理由で行われます。

    • 緊急帝王切開

      お産が始まってから、お母さんや胎児の状況によって医師が必要と判断した場合、緊急帝王切開となる場合があります。

    このように、自分は帝王切開ではないと思っていても、状況次第では帝王切開になる可能性があるのです。

    帝王切開の割合

    厚生労働省の医療施設調査によると、一般病院での帝王切開による分娩の割合は年々増えています。

    帝王切開の割合

    ※出典:「 平成29年 医療施設(静態・動態)調査・病院報告の概況 」「診療等の状況」より「表20 分娩件数の年次推移」を参照(厚生労働省)

    上記の通り、平成29年度の一般病院における全分娩のうち、約26%が帝王切開による出産でした。
    つまり一般的な病院施設では、約4人に1人が帝王切開だったことになります。

    自然分娩と帝王切開でかかる費用の違いについて

    ここでは一般的な自然分娩と、帝王切開による出産でかかる費用の違いを解説していきます。
    特に見ておきたいポイントは、「公的医療保険」と「民間保険」による保障の違いです。
    詳しく見ていきましょう。

    自然分娩は全額自己負担となり、民間保険も対象外

    一般的な自然分娩(経腟分娩、正常分娩ともいう)とは、特別な処置を行わずに自然の流れに合わせて行うお産の総称です。
    医学的に自然分娩は「病気ではない」と定義されているため、公的医療保険も民間の医療保険も適用されません。そのため自然分娩で出産した場合の出産・入院費用は全額自己負担となります。

    自然分娩の費用

    国民健康保険中央会の調査によると、自然分娩にかかる費用の全国平均は50万5759円※です。

    実際には、出産する施設で設定している個室代や、休日・夜間出産の加算などにより費用は変わります。
    平均額はあくまで参考にして、あらかじめ施設で出産費用の目安を聞いておくのがよいでしょう。

    ※出典:「 正常分娩分の平均的な出産費用について(平成28年度) 」(公益社団法人 国民健康保険中央会)

    帝王切開は3割負担で、民間保険の対象にもなる

    医学上、帝王切開は「異常分娩」に定義されるため、病気として扱われます。
    そのため公的医療保険も民間の医療保険も、帝王切開であれば保険の対象です。

    ●帝王切開の保険適用

    公的医療保険 医療行為とみなされる手術や入院費が対象。費用の3割のみ負担。
    ※差額ベッド代(個室料)、食事代、分娩費は自己負担。
    民間の医療保険 入院給付金、手術給付金の対象

    帝王切開の費用

    帝王切開は公的医療保険が適用されるものの、 分娩費用に加えて、帝王切開の手術や処置費用が別途必要 です。また自然分娩より入院日数が長い傾向があるため、その日数分の入院・食事代などが上乗せでかかります。

    • 帝王切開の手術費用

      予定帝王切開は20万1,400円
      緊急帝王切開は22万2,000円※
      ※公的医療保険が適用されるため、実質的な窓口負担は3割の約6万円~6万6000円。

      ※厚生労働省の医科診療報酬点数表(平成30年度)を元に、1点10円で計算した金額。出典:「 診療報酬の算定表について 」(厚生労働省)

    • 帝王切開の入院代・食事代など

      自然分娩は4~6日程度の入院だが、帝王切開は7日~10日ほど入院するケースが一般的。
      入院施設によって金額が異なるため事前に確認しましょう。

    • 同じ帝王切開でもママの状況や施設によって費用は異なります。もしもの出費に備え、多めに用意しておくと安心でしょう。

    妊娠・出産で受け取れるお金

    ここでは、妊娠・出産で受け取れるお金について見ていきましょう。

    妊娠・出産で受け取れるお金一覧

    妊娠・出産で受け取れるお金は、ママの立場によって変わります。立場別に受け取れるお金の一覧を以下にまとめました。

    ●すべてのママが受け取れるお金・手当

    【妊娠時】妊婦健診の公的補助 各自治体で、公的医療保険の対象外となる妊婦健診の補助券(最低14回)を受け取れる。補助金額は自治体によって異なる
    【出産時】出産育児一時金 42万円(基本額)
    ※加入先健康保険によって付加給付がある場合もあるので事前に確認しましょう
    【出産後】児童手当金 0歳~中学生まで月額5000~1万5000円
    ※所得制限額以上は一律5000円
    【出産後】乳幼児医療費助成制度 全自治体で子どもの医療費を補助する制度。補助金額は自治体によって異なる

    ●働いているママが受け取れるお金・手当

    【出産後】出産手当金 日給(標準報酬月額の平均額÷30日)×3分の2×産休により会社を休んだ日数
    【出産後】育児休業給付金 休業開始時賃金日額×支給日数×67%(育児休業開始から6カ月経過後は50%)

    ●条件に該当すれば受け取れるお金・手当

    【出産後】医療費控除 1年間(1月1日~12月31日)の医療費が10万円を超えるとき、確定申告(還付申告)をすれば払った税金の一部が戻ってくる
    ※所得額が200万円未満の場合は、所得金額の5%
    【出産後】高額療養費制度 所得に応じて決められた限度額以上に医療費を払った場合、超過分が加入先健康保険から返還される。帝王切開の場合は手術費などが公的医療保険の対象になるため、費用によっては高額療養費制度を使うことができる
    【出産前後】傷病手当金 病気やケガで休職した際、収入の67%程度が加入先健康保険から給付される制度。切迫流産や切迫早産などで休職して療養した際に給付対象となる可能性がある
    ※国民健康保険では傷病手当金の給付はない

    民間の医療保険でもらえるお金

    帝王切開による手術や処置費用は、公的医療保険と民間の医療保険で対象になります。
    もし妊娠前から加入している医療保険があれば、帝王切開による出産で給付金が受け取れるかもしれません。

    民間の医療保険でもらえるお金一覧

    民間の医療保険で受け取れる給付金は、主に以下の2つです。

    入院給付金 病気の治療のために入院場合に受け取れる給付金。
    1日当たり5000~1万円など、契約時に決めた給付金額が入院日数に応じて受け取れる
    手術給付金 所定の手術をした場合に受け取れる給付金。
    受け取れる給付金額は、保険商品によって異なる

    ただし、上記の給付金がもらえるのは、妊娠前から加入している医療保険に限ります。

    一般的に、妊娠中に加入した医療保険では、その妊娠に対しての保障は対象外(部位不担保契約)となります。まれに、その妊娠に対して保障する保険もありますが、加入時点で帝王切開の可能性を医師により示唆されている場合は、保障の対象外です。

    つまり、妊娠して帝王切開の可能性がわかってから医療保険に加入しても、その妊娠では給付金は受け取れない可能性が高いです。
    これから子どもが欲しいと考えている場合は、妊娠前に医療保険に加入しておくことが大切です。

    妊娠・出産を機に考えておきたい保険

    妊娠・出産は保険を見直す良いタイミングの一つです。
    すでに妊娠している人も、子どもを産みたいと考えている人も、この機会に保険を見直すことをおすすめします。

    妊娠・出産を機に考えておきたい保険一覧

    妊娠・出産を機に見直したい保険は、以下の通りです。

    医療保険 さまざまな病気やケガによる入院・手術などを保障する保険
    女性専用保険
    (女性疾病特約付き保険)
    一般的な医療保険・生命保険に「女性疾病特約」を付けている保険。女性特有の子宮や妊娠・出産関連の病気の保障を手厚くしている
    生命保険 死亡または高度障害状態になったとき、遺族が保障を受け取れる保険
    学資保険 子どもの教育費を目的とした保険。進学時期に合わせて学資金を受け取れるタイプが一般的だが、医療保障がセットになっているものもある

    このうち 医療保険と女性専用保険は、できる限り妊娠前の加入・見直しをおすすめ します。
    先述の通り、これらの保険は妊娠中に加入できても条件が付くか、妊娠週数によっては加入できない場合があるからです。
    特に「帝王切開になるかもしれない」と医師に言われた後では、医療保険に加入してもその帝王切開の保障は受けられません。
    妊娠すれば誰でも帝王切開になる可能性を考えると、できる限り妊娠前に医療保険に加入しておくほうが得策でしょう。

    一方で、生命保険と学資保険は妊娠中でも加入できるケースが多いです。出産後は赤ちゃんの世話で慌ただしくなるため、妊娠中の余裕がある時期に見直しておくとよいでしょう。

    夫の保険も見直しを

    妊娠・出産時は妻の保険だけではなく、夫の保険も見直す良いタイミングです。

    • 加入している夫の保険の保障内容は今のままでいいのか
    • 加入している生命保険の保険料の見直しは必要か

    こうしたポイントを基に、妻の保険とあわせて見直しましょう。

    保険の見直しをするならゼクシィ保険ショップへ

    ここまで、帝王切開に関するさまざまな情報と共に、保険加入についてご紹介してきました。
    ただ、「保険を見直したいけど、どこで相談すればいいかわからない」という人もいるでしょう。そんな人にはゼクシィ保険ショップへの相談がおすすめです。ゼクシィ保険ショップでの相談は、いつでも何度でも無料。ライフプランシミュレーションから、家計のこと、これから必要なお金のことが相談でき、家族の将来に合わせた必要な保険を提案いたします。「家計全体の見直しもしたい」、「保険の基礎から教えてほしい」、「これからかかるお金のことや今の自分に本当に必要な保障について知りたい」という人は、ゼクシィ保険ショップで相談してはいかがでしょうか。

    ※掲載の情報は2021年3月現在のものです。保険や税制、各種制度に関して将来改正・変更される場合もあります。手続き・届け出の方法も随時変わる可能性や、自治体により異なる場合があります。

    ■監修・文/酒井 富士子

    経済ジャーナリスト/金融メディア専門の編集プロダクション・株式会社回遊舎 代表取締役。
    日経ホーム出版社(現日経BP社)にて『日経ウーマン』『日経マネー』副編集長を歴任。
    リクルートの『赤すぐ』副編集長を経て、2003年から現職。「お金のことを誰よりもわかりやすく発信」をモットーに、暮らしに役立つ最新情報を解説する。

    RT-00420-2103

    よくある質問

    • Q.今は健康だし、保険は不要?
    • ケガも病気もしない可能性はもちろんありますが、何も起きなかった場合ではなく、起きた場合に保険が必要なのかを検討してみましょう。ケガや病気の治療費だけではなく、万が一の時家族の生活を守るためのお金は足りるのかなども含め、今本当に保険は不要なのか、必要なのであればどんな保障が必要なのかを考えておくことが大切です。 貯蓄・資産形成としての保険もありますので、人生100年時代、これからのライフプランとそれに必要なお金、そしてもしもの時に備える保険について、考えておくことをおすすめします。

    • Q.保険の相談は無料ですか
    • A.はい、相談は全て無料です。ゼクシィ保険ショップは、保険会社各社からの手数料で成り立っています。そのため、相談にいらっしゃるお客様からは一切相談料を頂いておりません。

    • Q.保険の知識がなく、何を相談したらいかもわからないけど大丈夫ですか?
    • A.普段なじみのない保険の知識がないのは当たり前。保険の基礎から分かりやすく丁寧にご説明いたします。疑問に思ったことはお気軽にご質問ください。ゼクシィ保険ショップについてはこちら

    • Q.保険会社で直接加入するより保険料が高くなったりしませんか?
    • A.同一の商品・保障内容であれば保険会社から加入する場合と保険料は同じですのでご安心ください。複数の保険会社の商品を比較しながら検討、契約までサポートさせていただきます。

    • Q.相談に行ったら保険に入らなければいけませんか?
    • A.そのようなことはありません。まず相談だけしてみたい、という方もお気軽にご相談にお越しください。ゼクシィ保険ショップでは無理な勧誘や不要だと思う保険の提案などもいたしません。お客様一人一人に合わせてご提案させていただきます。

    • Q.なぜゼクシィが保険相談サービス?
    • A.ゼクシィ読者への、ゼクシィに期待するサービスについてのアンケートで、お金や保険にまつわるサービスが上位ランクイン。そんなお客様の声からゼクシィ保険ショップが誕生しました。

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