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掛け捨て型保険と貯蓄型保険を比較!メリット・デメリットも解説

掛け捨て型保険と貯蓄型保険を比較!メリット・デメリットも解説

更新日:2020/1/29

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結婚して新生活を始めたら、検討しておきたいことの一つが保険への加入です。とはいえ、自分や大切な人の生活を守るためにどんなタイプの保険に加入すればいいのか、迷うことも多いはず。

ここでは、「掛け捨て型保険」と「貯蓄型保険」について、それぞれの種類やメリット・デメリット、どんな人に向いているのかなどをわかりやすく解説します。ぜひ保険検討時の参考にしてください。

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    掛け捨て型保険とは?

    掛け捨て型保険とは、その名の通り支払った保険料が戻ってこないタイプの保険です。保険を途中で解約した際の解約返戻金や、保険満了時に受け取る満期保険金は、まったくないか、あってもごくわずかですが、少ない保険料で大きな保障が得られます。

    掛け捨て型保険の種類

    • 定期保険

      一定期間のみを保障する死亡保険の一種です。保険期間中に被保険者が亡くなった場合や、所定の高度障害状態になると、死亡保険金を受け取ることができます。契約時に定めた保険期間中は、契約した保険金額、保険料がずっと一定で、保険期間が終わると保障は終了します。定期保険と対照になるのが「終身保険」です(貯蓄型保険の章で解説)。

    • 収入保障保険

      被保険者が亡くなった場合や、所定の高度障害状態になると、保険期間が終わるまで一定の保険金を受け取ることができる死亡保険の一種です。毎月決まった額を給料のように受け取るのが一般的ですが、一括受け取りなども選択できます(保険商品によります)。収入保障保険の場合保険期間が経過するとともに受け取る保険金額が少なくなっていくのが特徴です。

    • 医療保険

      病気やケガによる入院、手術の費用に備えるための保険です。主契約には入院給付金、手術給付金のほか、保険商品によって三大疾病、七大疾病、がん、女性特有の病気への保障などが含まれます。重視したい保障に合わせて保険商品を選択する必要があります。

    • がん保険

      保障の対象をがんに絞った保険です。がんの場合、医療の進歩などによって入院治療は短期化し、通院治療がメインになっています。入院保障を重視した医療保険では通院保障がカバーしきれない場合があるので、病気の中でも特にがんに備えたい場合は、この保険への加入が選択肢に挙がります。

    掛け捨て型保険のメリット・デメリット

    掛け捨て型保険にはプラスの面、マイナスの面の両方が存在します。それぞれ確認していきましょう。

    【メリット】

    • 保険料が安い

      解約返戻金や満期保険金などがない(あるいは、あってもわずか)なので、その分貯蓄型保険などに比べると保険料が安く設定されています。毎月支払う保険料は家計の負担になりがちなので、保険料が安いというのは大きなメリット。何かと物入りな子どもが小さい時期などにも、小さな負担で大きな保障が得られます。

    • 見直しがしやすい

      解約返戻金がある貯蓄型保険の場合、途中解約をすることで支払った保険料よりも少ない解約返戻金しか受け取れない場合があるため、途中で保険を見直すことをちゅうちょしがちです。掛け捨て型であればその必要がないので、自分の望むタイミングですぐに見直しすることができます。また、医療の進化などに応じて新しい保険商品が続々生まれます。より良い保険が出た際にすぐに乗り換えができるのも利点です。

    • 商品の種類が多い

      貯蓄型保険に比べて商品数が多いのも特徴。幅広い保険会社がさまざまな保険商品を取り揃えているので、自分が必要とする保障、捻出できる保険料などニーズにマッチした商品を見つけやすくなっています。

    【デメリット】

    • 満期保険金・解約返戻金がない

      満期を迎えたとき、解約したときにまったく(あるいはほとんど)お金を受け取ることができません。その分保険料が安くなっているのですが、保険に貯蓄性を求める人にとってはデメリットと感じるでしょう。

    • 一定期間で保障が終わる商品が多い

      掛け捨て型の死亡保険の場合、一定の期間しか保障されません。その分保険料は安いのですが、一生涯の保障を得たい場合には、終身保障の死亡保険(終身保険)に加入する必要があります。なお、医療保険やがん保険は、掛け捨て型でも終身保障のタイプがあります。

    掛け捨て型保険がおすすめのケース

    • 保険料を抑えたい人・独身の人

      保険料は基本的に毎月支払うものですから、保障を得るために無理をして高額な保険料を支払うのはNG。また、独身のうちは、それほど大きな保障は必要ないことが多いかもしれません。安い保険料でもしものときに備えたいという人には、掛け捨て型が向いています。

    • 定年退職が近い人

      定年退職をすると、雇用延長などで働いたとしても現役時代より収入が下がるのが一般的。その一方で、年を取るほど病気などのリスクは高まります。そのため、60歳以降の人などで保険に未加入の人は、掛け捨て型の医療保険で備えておくのも一つの手です。

    • ライフプランの変化の予定がある人

      掛け捨て型は一定期間を保障するタイプがメインなので、保険の見直しが容易にできるのがメリットです。保険は加入して終わりではなく、必要に応じて見直すのがベスト。結婚、マイホームの購入、出産、転職などの予定があり、そのステージごとに保障される範囲を見直し、必要な保障を一時的に手厚くしたいという場合にも、掛け捨て型がおすすめです。

    貯蓄型保険とは?

    貯蓄型保険は、死亡保障など万一のときの保障だけでなく、貯蓄の機能を併せ持った保険で、解約時や満期時に解約返戻金や満期保険金を受け取ることができるのが特徴です。そのため、貯蓄や資産形成の手段の一つとして捉えることができます。

    貯蓄型保険の種類

    • 終身保険

      その名の通り、保険期間に終わりがなく一生涯保障が続く死亡保険の一種です。一定期間ではなく、生存し保険契約を解除しない限り、ずっと死亡や高度障害のリスクに備えることができます。また、途中解約の際には解約返戻金を受け取ることができます。そのため、死亡時の保障のみならず貯蓄として利用することもできます。ただし、契約から途中解約までの期間が短いと解約返戻金がまったくない、もしくは払込保険料を大幅に下回ることがあるため注意が必要です。

    • 養老保険

      被保険者が死亡、所定の高度障害になると保険金が受け取れるほか、契約が満期を迎えるまでに何もなかった場合には、死亡時(高度障害時)に受け取る予定の保険金と同等の満期保険金が受け取れる保険です。死亡、生存にかかわらず保険金が受け取れることから「生死混合保険」とも呼ばれます。

    • 学資保険

      子どもの教育費を準備するための保険で、「子ども保険」とも呼ばれます。契約時に決めた保険料を毎月払い込みすることで、子どもが18歳など一定の年齢になると学資金を受け取ることができます。基本的に「保険料払込免除特約」が付加されていて、契約者(親)が万一亡くなった場合にはそれ以降の保険料の払い込みが免除され、学資金を予定通り受け取ることができます。

    • 個人年金保険

      老後資金を自分で準備するための手段となる保険が、個人年金保険です。毎月あるいは一括で保険料を払い込み、契約時に決めた年齢に達すると年金を受け取ることができます。被保険者の生死や年金を受け取れる期間によって「確定年金」、「有期年金」、「終身年金」などに分けられます。条件によっては個人年金保険料控除の対象(医療保険や死亡保険の控除とは別枠)になるという、税金面でのメリットもあります。

    貯蓄型保険のメリット・デメリット

    続いて、貯蓄型保険の良い面、そうでない面を見ていきましょう。

    【メリット】

    • 支払った保険料がムダにならない

      途中解約をしても支払った保険料に対してお金が戻ってこない(戻ってきたとしてもわずか)掛け捨て型に対して、貯蓄型の場合は、もし途中で解約することになった場合には解約返戻金が受け取れ、保険料がムダになりません。

    • 貯蓄が苦手な人も継続しやすい

      銀行預金などではすぐにお金を使ってしまい、貯蓄ができないという人でも、保険料が自動的に口座から引き落とされるため、将来のためのお金を使い込んでしまう心配がありません。

    • 払い込んだ保険料を上回る保険金が受け取れる場合もある

      途中解約をしなければ、契約する保険によっては受取時の保険金額が払い込んだ保険料を上回るケースもあり、効率よく資産形成ができます。

    【デメリット】

    • 掛け捨て型に比べて保険料が割高

      保障だけに絞った掛け捨て型に比べると貯蓄機能がある分、保険料が割高です。高い保険料が家計の負担になる可能性もあります。加入時には長期間支払っていける保険料かどうかを慎重に判断する必要があります。

    • 見直しがしづらい

      途中解約をすると払い込んだ保険料よりも解約返戻金の方が少なくなる(あるいはまったくない)ことがあるため、保険の見直しがしづらいという側面があります。ライフステージの変化などに応じて臨機応変に保険を変えたいと思っても、契約に縛られてしまう点はデメリットでしょう。

    貯蓄型保険がおすすめのケースとは?

    ここまでの解説を踏まえ、どんな人に貯蓄型保険が向いているのか整理していきます。

    • 掛け捨て型が損だと感じる人

      何もなかったときや途中解約時にお金を受け取れない(=掛け捨て)のが嫌だという人、支払った保険料に対して何らかの払い戻しを受けたい人は、貯蓄型保険を検討する余地があります。

    • 資産形成の手段として利用したい人

      定期預金などよりも良い利率で資産形成をしたいという人で、投資だとリスクが大きく不安という人には選択肢一1つとなります。

    • 家計に余裕がある人

      貯蓄型保険で損をしないためには一定期間の途中解約を避ける必要があるため、家計に余裕があり、保険料を払い続けていける人に向いています。

    掛け捨て型保険と貯蓄型保険の比較

    掛け捨て型保険と貯蓄型保険の特徴やメリット、デメリットをまとめると以下のようになります。

    掛け捨て型保険と貯蓄型保険の比較
    掛け捨て型保険 貯蓄型保険
    主な保険の種類 定期保険、収入保障保険、医療保険、がん保険 など 終身保険、養老保険、学資保険、個人年金保険 など
    保険料 貯蓄型保険と比べて保険料が割安 掛け捨て型と比べて保険料が割高
    解約返戻金/満期保険金
    (解約返戻金が少し戻ってくる保険商品もある)
    メリット ・安い保険料で手厚い保障が得られる
    ・保険の見直しがしやすい
    ・保険の種類が貯蓄型より多い
    ・支払った保険料がムダにならない
    ・貯蓄が苦手な人でも貯めやすい
    ・払い込んだ保険料を上回る保険金を受け取れる場合もある
    デメリット ・解約返戻金などがなく保険料が戻ってこない
    ・一定期間で保障が終わる商品が多い
    ・貯蓄機能がある分、保険料が割高
    ・途中解約すると払い込んだ保険料を受取額が下回ることがある

    悩んだときはゼクシィ保険ショップにご相談を

    掛け捨て型保険と貯蓄型保険にはそれぞれメリット・デメリットがあるため、どちらの方がいいとは一概に言えません。保険料の安さを重視し、一定期間手厚い保障を得たいなら掛け捨て型保険を、保険料が多少高くても貯蓄性を得たいという人は貯蓄型を選ぶなど、自分や家族の目的に合わせて適切な保険を選択することが大切です。

    保険に加入したい、見直したいけど、具体的にどれを選べばいいかわからないという場合は、ぜひゼクシィ保険ショップにご相談ください。ゼクシィのファイナンシャルアドバイザーが、保険の違いだけでなく、お客さまにとってどんな保険がぴったりなのか、本当に必要な保障、家計にあった保険料などを、丁寧にヒアリングしながらご提案いたします。ゼクシィのファイナンシャルアドバイザーが、希望の保障内容や費用に合わせて、ぴったりの保険を提案します。まずはお気軽にお問い合わせください。

    ※掲載の情報は2021年1月現在のものです。保険や税制、各種制度に関して将来改正・変更される場合もあります。手続き・届け出の方法も随時変わる可能性や、自治体により異なる場合があります。

    ■監修・文/酒井 富士子

    経済ジャーナリスト/金融メディア専門の編集プロダクション・株式会社回遊舎 代表取締役。
    日経ホーム出版社(現日経BP社)にて『日経ウーマン』『日経マネー』副編集長を歴任。
    リクルートの『赤すぐ』副編集長を経て、2003年から現職。「お金のことを誰よりもわかりやすく発信」をモットーに、暮らしに役立つ最新情報を解説する。

    RT-00411-2102

    よくある質問

    • Q.今は健康だし、保険は不要?
    • ケガも病気もしない可能性はもちろんありますが、何も起きなかった場合ではなく、起きた場合に保険が必要なのかを検討してみましょう。ケガや病気の治療費だけではなく、万が一の時家族の生活を守るためのお金は足りるのかなども含め、今本当に保険は不要なのか、必要なのであればどんな保障が必要なのかを考えておくことが大切です。 貯蓄・資産形成としての保険もありますので、人生100年時代、これからのライフプランとそれに必要なお金、そしてもしもの時に備える保険について、考えておくことをおすすめします。

    • Q.保険の相談は無料ですか
    • A.はい、相談は全て無料です。ゼクシィ保険ショップは、保険会社各社からの手数料で成り立っています。そのため、相談にいらっしゃるお客様からは一切相談料を頂いておりません。

    • Q.保険の知識がなく、何を相談したらいかもわからないけど大丈夫ですか?
    • A.普段なじみのない保険の知識がないのは当たり前。保険の基礎から分かりやすく丁寧にご説明いたします。疑問に思ったことはお気軽にご質問ください。ゼクシィ保険ショップについてはこちら

    • Q.保険会社で直接加入するより保険料が高くなったりしませんか?
    • A.同一の商品・保障内容であれば保険会社から加入する場合と保険料は同じですのでご安心ください。複数の保険会社の商品を比較しながら検討、契約までサポートさせていただきます。

    • Q.相談に行ったら保険に入らなければいけませんか?
    • A.そのようなことはありません。まず相談だけしてみたい、という方もお気軽にご相談にお越しください。ゼクシィ保険ショップでは無理な勧誘や不要だと思う保険の提案などもいたしません。お客様一人一人に合わせてご提案させていただきます。

    • Q.なぜゼクシィが保険相談サービス?
    • A.ゼクシィ読者への、ゼクシィに期待するサービスについてのアンケートで、お金や保険にまつわるサービスが上位ランクイン。そんなお客様の声からゼクシィ保険ショップが誕生しました。

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